仙次・仙丸
北米サマーツアー2003

Senji & Senmaru has come back to North America!


モントリオール編



十時間ほどバスに揺られてモントリオールへ移動。街を飛び交うのはフランス語。まぁ、英語だろうがフランス語だろうが、どの道わかんないので特に問題なし。テキトーに歩いてたら、イベントのスケジュールが大きく貼ってあるのを発見。あっ、ちゃんとあった、僕らの名前が!「Edo-Daikagura Senji & Senmura Kagami」・・・。誰よ、センムラって。去年のハリファックスでは僕らの出身地、「TOYKO(トイコ)」になってたからね。

写真:ピンボケですがイベントスケジュール。「Just For Laughs」といって、とっても大きなコメディフェスティバルらしいです。

宿が用意されているのはフェスティバルの前日からなので、最初の二泊は自前でユースホステル。ユースのチェックアウト時間に迎えが来ることになってるのに、一時間待っても来ない。僕らをブッキングしてくれたケリーに電話したら、「必ず来るから待ってろ」って。結局、二時間遅れでした。ニコニコしながら「How are you?」って、アホか。「I’m not fine...」って思いっきり睨みつけてやった。まったく彼奴らのノーテンキぶりには呆れる。

フェスティバル初日。平日の夕方六時ということで人出もそれなり。っていうか、車を通行止めにするのが六時なのに、いきなり六時から始められるか!オマケにモントリオールの人はややおとなしい感じ。しかも思ったより僕らの英語を理解してくれない。こりゃ、ヤバイぞ。とりあえず三回やったがイマイチ感じがつかめず。

二日目。昨日よりはややエンジンがかかる。現場の目の前に住んでるインド系のおじさん、日本語がペラペラ。以前東京に住んでたとのこと。「いままでいろんな国に行ったけど、日本が一番!東京大好き!日本人はホントに親切な人ばかり!」だそうな。そりゃ褒めすぎだろ。そういえば、ぜんじろうさんに会った。このフェスティバルには去年も出てて、英語でスタンダップ・コメディをやるそうな。でも残念ながらスケジュールがかぶってて観れませんでした。



写真:僕らとカワリバンコでショーをやった結構面白い芸人(Hot Nuts & Popcorn) 。この一年の間に三回も一緒になりました。サランラップ・グルグルから90秒で脱出!

三日目、土曜日。土日は昼の二時過ぎから始まって一日五回ショーです。ようやく僕らも調子が出てきました。シルク・ド・ソレイユやらディズニーやらの関係者から声をかけられる。仕事、くれ。ただ、天気がとても変わりやすくて、急に雨が降り出したり。

四日目、日曜日。場所が変更になる。ズバリ、端っこです・・・。そんでもって僕らがやる予定の時間にパレードが通ることに。キレそうになる。っていうかキレる。エセ中国人芸人(Master Lee)に「まぁ、まぁ」となだめられる。この芸人、一番怪しそうな人なんだけど、結構僕らにいろいろと気を使ってくれた。この日からとにかく天気、悪し。晴れていても僕らがやろうとすると雨が降る。スタッフに「あなたたちが傘をさすからよ、ははは」と言われるが全く笑えない。ギャラは微々たるものなので、場所、天気は僕らの生活にかかわる大問題である。マスター・リーいわく、「この雨はお前らのカルマだ」だって。ホント、ついてないです。



写真:燃え盛る板(三枚)をカラテ・チョップで叩き割るリー大先生。このネタだけはたぶんマジ。「It’s nearly impossible. But, I can do it. Because, I’m “Master Lee”!」

五日目月曜、六日目火曜と人出、天気ともに最悪。とにかくタイミング悪く雨が降る。そして火曜日の最終回をやってる最中(午後九時ごろ)に大事件勃発! な、なんと当地で買ったばかりのカバンがパクられた!キャリーにもなってリュックにもなるスグレモノ。なんと、中にはクレジットカードも入ってたのよ〜。「そんなもん、そこいらに置いとくのが悪いんじゃっ!」というお叱りの声が聞こえてきそうです。まったくもってその通り。だって、だって、昨日までは大丈夫だったじゃん、グスッ。幸いにも、いままで風が強くてやっていなかった五階茶碗もこの日は無理してやったので、曲芸の道具はすべてカバンから出していたのです。これ、昨日だったら五階セットまるごとやられてました。ただひとつ、三段目の棒がカバンの中に〜。水の曲とネタがかぶるので、この部品は使ってないのです。ショック!僕にとって今まで一番お金を稼いでくれた道具なのでとてもショックです。とりあえずクレジットカードを急いで停止。AMEXは翌日再発行してくれました(ただし、盗難時の連絡先がフリーダイヤルじゃなかったぞ)。後日、警察にも届け出る。いい英語の勉強になる(ちなみにお巡りさんの第一言語はフランス語だったので、お互いカタコトでした)。てっきり聞き取り調査して向こうが書くのかと思いきや、用紙を渡されてそれに僕が直接記入するの。「Don’ worry!」ってニコニコしながら言われたけど、そりゃ落ち込むって。この日の夜中に飲み放題&食い放題パーティがあったんだけど、盗難のショックと食い物がチョー不味かったのとで、とっとと帰って寝る。そして、「盗難が実は夢だった」という夢を見る。朝、目覚めたとき・・・そこにカバンは無かった。シュン。



写真:盗まれた翌日に買いなおした同型のカバンを現場に置き、自分の不注意を後悔する仙丸くん。

七日目、水曜日。うーん。昨日のショックが尾を引いてます〜。

八日目、木曜日。昼間の空いている時間を利用して日加文化センターに出かける。ようするに在モントリオール日系人の方たちの交流の場です。先日、僕らのショーを観てた人から「ぜひお年寄りの方たちにもみせてほしい」との依頼を受けて出動。皆さん日本語よりも英語のほうが堪能です。一度も日本に行ったことが無いという方もいらっしゃいました。なんだか不思議な感じ。豆ご飯をご馳走になる。



写真:日加文化センターの皆さんと。古いデジカメで撮ったため不鮮明ですが。

九日目、金曜日。昼間、フェイスペインティングの芸人さんとジャパニーズ・レストランへ。寿司を食べる。チキンカツを食べる。予想に反して、美味かった。ちなみに、従業員に日本人はひとりもいませんでした。さすがにここのフェスティバルは規模が大きいだけあって、やたらとパーティだのなんだのとある。この日も夜にホテルで飲み放題、食い放題!が、不味いのである。とにかく肉料理に油っけが全く無いのである。ハンバーグなんだかタワシなんだか、って感じです。ま、タダだから文句は言うまい。

十日目、土曜日。やたらと双子を見かけるな〜と思っていたら、「双子大集合パレード」でした。赤ちゃんからおじいちゃん、おばぁちゃんまで、ぜーんぶ双子。

十一日目、日曜日。今日はいよいよ最終日。巨大オムレツ大会のため、またまた場所が変更になる。更に集客条件、悪し。またまた仙丸くん、キレる。っていうか、そんなこと最初から予定に入ってんだから、あらかじめ段取りしとかんかい!ちなみに、こちらの方々(ひとくくりにするのも何ですが)は、明らかに非があったとしても決して謝りません。謝ったら負けのようです。もう、なんでもいいや。夜はフェスティバル最後の大きなステージショーにオープニング・アクトとして出る。五分だけですけどね。なんだかアカデミー賞の授賞式でもやりそうな雰囲気の会場でした。小さいけどね。テレビ中継もしてたみたいだけど、たぶん僕らは放送開始前の部分でしょう。まぁ、何だかんだとあったモントリオールも全日程を終了。嫌なことはとっとと忘れてしまおう!と、思いきや・・・



写真:日程後半、毎日、僕らのショーを観てくれた近所に住んでる兄弟。たくさん話しかけてくれるのはいいんだけど、相手すんのにちょっと疲れた。こんなに小さくても英語とフランス語のバイリンガル。

クロージング・パーティ(ようするに打ち上げ)でたくさん飲んで、そのまま朝六時半に宿を出発。次はバンクーバーに移動。国内線だから一時間前に行けば大丈夫。あらま、チェックイン・カウンターがかなり混んでますね。係りのおばちゃんが「八時十五分発の人〜」「八時五十分発の人〜」と、急ぎの人を優先で。はいはい、僕らは八時五十分発ですよ〜。荷物を秤に載っけて、さぁ発券。と、そこで、ダダダダ、大ハプニングがぁっ!!!「いまクローズしました」って、オイ!つまり、つまりですよ。早い話が乗り遅れたってワケです。空港に着いていながら飛行機に乗り遅れるって、そんな人、初めて見ました。カウンターのおばちゃんは「国内線も二時間前」と言ってきかない。便変更のカウンターでは、「チケットが取れるのは夜七時の便です」って、おーい、おい!まだ朝の九時前だっての。結局、「STAND BY」といってキャンセル待ちのようなもので、うまくいけば昼の一時過ぎの便に乗れることに(実際、乗れました)。変更手数料が二人で50ドルほどかかった。朝のバンクーバー行きは混むから、みんな早めに来るそうな。マヌケもマヌケ、超マヌケ。「っていうか、これ、僕のせいなの?」って何度も係りの人にきいちゃったよ。ここでもしっかり英語の勉強ができました。はぁ〜。ちなみに出発30分前にクローズするようです。しかし、こんなんであと一箇月、大丈夫かしら?



写真:あまりにものついて無さぶりに、疲れ果てた仙丸くん。

オマケ。神の与える試練は更に続く。バンクーバー到着後、飛行機から出てきたカバンが破けてる〜。新品を代わりにくれるのかと思いきや、無料修理だった。ここでも英語の勉強になった。もうヤダ。