![]() 写真:ついにムショに入れられた仙次さん(ホントにこの部屋で寝たわけではありません、念のため)。 ロンドン行のバスチケットを買いに行く。列に並んでいるとすぐ後ろの若い女性が僕らを見てニヤニヤ。日本人が珍しいのかと思いきや、「去年、ハリファックスで会ったわ」って。思い出した!火のついたチェーンをブンブン振り回してた芸人さんでした。オタワに引っ越したんだって。狭い、狭いです。 ここの現場は音響施設は全て自前です。去年は電池で動くちっちゃなスピーカーを持っていったんだけど全然音が小さくて・・・。今年はアンプもマイクも買いました!ところがどっこい、僕らのアンプは15ワット。他の芸人はみんな50ワット。この一年で芸人の設備投資が進んでいました。これから海外で大道芸をやろうとしている人にアドバイス(って、これ読んでるなかにそんな人はいないかな)。アンプ、マイクはケチってはいけません。一番いいものを買いましょう。これによってハットの入りが変わってきます。ちなみにマイクは「SAMSON」(「SAMSUNG」とは別会社)というメーカーのものを使っている人が多かったです。送信機がヘッドセットの後ろについていて(つまり腰につける箱は無し!)、受信機は9V電池一個で動くというスグレモノもありました。 ![]() ここのフェスティバルは近所の飲食店の割引券を支給してくれます。10ドルOFFとか。その券を使いにアイリッシュ・パブへ。ギネスビール(ホントはあんまり好きじゃないんだけど一応ね)を飲みながら食事のメニューを眺める。「Grilled liver...グリルド・リバー、なんだか美味そうだ。きっと、ステーキの類だね。」しばらくして焼き目のついた美味そうな肉が到着。やった正解だ!フォークとナイフで、ガツンと一口。「むにゅ」という予想を大きく覆す食感。「こ、これはもしかして・・・レバー、か?」おーい、おいっ!私は最初に「liver」を「レバー」と表記した人に問う。どうやったら「リヴァー」が「レバー」に聞こえるんじゃ〜!ブッコロ〜ス!嫌いなレバーをボリュームたっぷりのステーキで頂きました。インチキ日本語英語の氾濫に警鐘を鳴らす出来事であった。 ![]() こっちの銀行は小銭をそのまま持っていっても紙幣に両替してくれません。「コインチューブ」と呼ばれる紙の筒に自分たちで決まった数だけ詰めて持っていくのです。この筒は銀行でもタダでくれるのですが、ペラペラの巻紙だったりして一般的に使いにくいものが多いので、僕らはスーパーで売っているものを使っています。プラスティック製のものもあって、きっちり詰めれば枚数を数える必要がない、というふれこみなのですが・・・これまたテキトーなのです。しっかり詰めても規定の枚数に足りなかったり、一枚多かったり。ただ、そんなの気にしなくていいみたい。だって銀行のカウンターのお姉さん、筒を「トン、トン」ってやって高さを確認するだけで中身をちゃんとチェックしないもの。とくにこちらではペニー(1セント)はもはやお金の扱いではありません。例えばファーストフード店などで4ドル1セントの勘定のとき、僕がまず5ドル紙幣をだして、「ちょっと待って」って感じで1セントをポケットから探していると、「そんなもん、いらんわい」と言わんばかりに1ドルのおつりをくれます。日本でそんなことしたら店長にどやされるぞ。逆にこちらが1セント損をする場合もあります。もちろん全ての店、全ての店員さんがそうだってワケじゃないですよ。楽屋には芸人が捨てていったペニーがそこら中に散らかっています。僕は戦後の短期間で日本がここまで成長した理由がわかったような気がしました。さていよいよ次は問題のロンドンに移動です。 ![]() |